日別アーカイブ: 2015年10月2日

アメリカの歯医者さんってレントゲンとりすぎじゃない?

昨日、近所の新しい歯医者さんに行ってきました。初診ということで、全ての歯と歯茎の状態を詳しく記録しておきましょうとかなんとか行って、なんと18枚もとられたわ〜。

私、レントゲン、基本的に嫌なんです。

こんな脳に近いところの位置をレントゲン何度もとって大丈夫なの?

しかも、この18枚の撮影は5年ごとに、1年ごとには他のもっと基本的なタイプのレントゲンを4枚(6枚だったかな?)とるといいます。

「目に見えない部分で構造上の問題や虫歯が発生している可能性があるから、徹底的に調べておきたい」

という理由はわかります。

看護師目指す人間がこんなふうにルーティーンの検査に疑問もっていいの?って思われるかもしれないけど、実際、歯医者さんの中でも、こんなにとりすぎる必要無いのでは?リスクの方が高いのでは?というふうに考える方もいるそうです。実際、脳腫瘍との関係もリサーチされています。

子どもなんてもっとリスクが高いんじゃない?

日本ではこんなに定期的に幼児のうちから歯のレントゲンとられないですよね。確か、アメリカではレントゲンの撮影室に1人ですわっていられるぐらいの年齢になったらすぐにとられたような記憶が。

オランダから駐在できていた近所のママは、オランダでは小学生の子どもたち、歯医者でレントゲンとられたこと、一度も無いと言っていました。

アメリカの多くの歯医者さんはリクスをベネフィットが上回るので、レントゲンをとるんでしょうね。それに、目視で見えなかった虫歯を治療しなかったせいで、患者さんが「うちの歯医者やぶで、虫歯治療遅れてひどくなったわよ」って言いふらされるのが嫌なんでしょうね。

実際、小児歯科でレントゲンを断ったときに、「↑のような苦情を言い立てない」という誓約書にサインさせられました。ほんと誓約書にサインさせられるほうがいいわ。

昨日も、レントゲンをとる!と言い張る歯科衛生士の先生に、私、嫌なんですと何度も説明したのに全然聞き入れてもらえませんでした。

もう、じゃあ他の歯医者に行きますって診察台降りようかなって思ったけど、もう面倒になっていいや、とそのまま激写(笑)されちゃったんですけどね。

結局、レントゲンで発見された虫歯も他の問題も無しで。そうそう、高い検査機器を、100パーセント稼働させておきたいっていうのもあるみたいですね。

でも、日光浴びて歩くのと同じぐらい安全って言うなら、どうして撮影の瞬間、部屋の外に避難するのよ〜。でも、もちろん、レントゲン撮影毎日毎日する技師さんたちは、全て浴びてると危険ですもんね。

やっぱり、ちょっと遠いけど、別の歯医者さんに戻ることにします。そこの先生は、私の心配を理解してくださって、「いいよ、とりたくないっていうふうに考えるなら、その考えを尊重します」っていう先生なんです。

もう、昨日もそっちに行けば良かった〜。

医療関係者、患者さんの選択、意思を尊重することが大切なんじゃないなかと感じた瞬間でした。

私がいちばん尊敬する、そして、彼女のような看護師を目指したいなあという看護師さんがいます。マサチューセッツ州のケンブリッジの看護師さん。自然分娩にこだわる私を理解してくれて、ずっと何時間も暖かく、辛抱強くケアしてくれました。出産後は、感激した、と大きく抱きしめてくれたんです。

オレゴンの病院では(たぶん↑看護師さんが例外なのかと思います)、看護師さんは「自然分娩なんて、どうしてそんな大変なことを〜。無痛にしちゃいなよー。楽だよ〜。」って感じで。

自分にはくだらないこだわりに見えても、患者さんには大切なこだわりのこともあると思うんですよね。

まあ、実際、忙しい現場でごちゃごちゃこだわられても、もうさっさと無痛分娩で終わらせちゃって。後がつまってるんだから!っていうふうに思うのが普通なんでしょうけど。。
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