日別アーカイブ: 2015年10月14日

来年のポートランドマラソンに向けてトレーニング開始〜

この文章、モカが襲われる前に書いたのアップするの忘れてました。モカ、治ってまた散歩長距離いこうね!

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まずはウォーキングから。ということで、先々週の日曜日にポートランドマラソンを走って以来、初めて長い距離ウォーキング行って来ました。紅葉がきれいで空気が爽やかで気持ちよかったです。一緒に歩いてくれたお友達とモカ、ありがとう!

長距離といっても6キロですが、なんかかなり良い運動になって、玄関にたどりついたときはフラフラするぐらい(笑)早速、栄養補給中です。

メニュはー美味しいChoi’sキムチ と玄米ご飯に鮭フレークのせて。幸せ〜。
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モカが隣の犬に大怪我を負わされました

昨日の午後、お隣の犬(ピットブルのようなタイプの犬)が空いていたうちのドアからリビングに入ってきたんです。そして、「何?何?どうしたの?」と2階から降りて来たモカをすごい勢いで攻撃し始めたんです!

まず、モカの耳をひきちぎれそうなぐらい噛み続け、逃げ惑うモカに食いついたまま全体重ぶら下がります。そして、今度は首、そして、腿の内側を攻撃します。最後はしっぽの下の肛門の周りの肉をひきちぎり、地獄のようでした。

うちの子どもがちょうど3人ともいて、みんなでなんとかして攻撃している犬を引き離そうとしたのですが、もう食いついて離れません。

襲ってきた犬は筋肉質で毛も短く、しっぽも耳も短く、つかむところもありませんでした。闘犬用にブリードされた種類だからなんでしょう。。。

私も頭の中がパニック状態で、後はスリッパでたたくぐらいしかできませんでした。バットなどでなぐるなんて思いつきもしませんでした。自分があんなに動けないなんてショックです。

人生で人や動物がこうやって襲われたのを目の当たりにするのは初めてでした。

さらにショックだったのが、お隣(つまりこの襲ってきた犬の飼い主)、過去にこの犬が、他の犬を怪我させたことがあることを知っていて、シェルターからアダプトしてきたということです。

ペットのアダプト(レスキュー)は、アメリカで、動物愛護の観点から、最近さらに注目を浴びています。ペットショップやブリーダーから購入するのではなく、過去に何らかの原因で元の飼い主が手放し、レスキューグループがアダプトし、フォスターファミリー(受け入れ先)を探し、託すシステムが人気があるようです。今回の事件の犬もそういう団体から引き取られてきました。

私の周りにもこのお隣さんを含め、多くの方々がこのシステムに参加しています。システム自体は素晴らしいと思います。ただ、今回のレスキューグループのように郡(カウンティーですね)の無認可で特にしっかりしたフォスターファミリー選びのルールが守られていないことがあるばあいも事実です。

過去に暴行事件を起こした犬をアダプトすることを、割と気軽に考えている人が増えてる感じがします。もちろん社会貢献のため、そして自分なら愛情でこの犬の問題行動を解決できるという信条、などの理由があるのでしょうが、多くの人は、本当にそういう大きな責任を追う準備ができていないのでは。

もちろん中には元警察犬訓練士のような、スキルと専門知識のある人もいます。でもうちのお隣さんのような、社会貢献したいから、こういう事情の犬をアダプトしたい、でも特に専門知識の無い人も多くいるはずです。彼女がこの犬をアダプトしてきた団体は、家庭訪問して、塀に犬が逃げる隙が無いか、どれだけ犬の世話、訓練にかける時間とエネルギーが希望者にあるか、そして、これまでのペット歴はどうだったかなどのチェックはしていないようです。

実際、お隣の女性の場合、今まで何頭の犬を飼ったか数えられないぐらい。攻撃的で危険とされている犬を何頭もアダプトし、ほとんど散歩もせず、裏庭に離しっぱなしです。しかも、裏庭のフェンスには昨日の犬が脱走したと思われる、大きな穴が空いています。最近までいた他の凶暴な犬たちはいつのまにか「病気で」「安楽死」させられていて、いなくなっていました。でまた数週間前に新しい犬を「レスキュー」してきたそうです。

さっき見て来ましたが、その穴は放置したままでした。

犬を飼うことの責任の重大さを理解していないのは明らかです。

人や犬を傷つけた犬をアダプトする事は非常に危険です。

その事を、その女性にもしっかりと伝え、すぐに犬を手放すことを強く要求しました。

しかし!なんとまたビックリしたのですが、

「うちのジョージ(犬の名前)が可哀想だわ!他の家からうちに来て、やっと慣れたのに」

この言葉をタイプしながら怒りで私の手が震えて来ました。可哀想なのはうちの犬です。肛門をひきさかれ、腿の内側をひきさかれ、耳もかなりの裂傷です。

自分の犬が庭を抜け出し、人の家に入り込んでそこの家の犬をもう少しで死ぬほどの怪我を負わせておきながら、まだそんなのんきなことを言っているのです。

ピットブルレスキュー、秋田ドッグレスキューといった団体が増えています。

犬を襲ったことのある、昔は処分されていたような犬は、飼い主が悪かった、他の家庭で第二の人生を!ってコンセプトは素敵です。

でも、また襲う可能性は大きいです。

凶暴だとレッテル貼られた犬は可哀想という気持ち、分かります。襲った場合、被害を受けた犬や人の身体的、精神的トラウマはどうなるのでしょう。

attacked-by-pittbull

モカの恐怖と絶望感の混ざった悲鳴はもう一生忘れられないでしょう。

こんな経験を他の犬にしてほしくありません!

人や犬を襲ったことのある犬をレスキュー、アダプトするのは本当にすごく危険なことだと思います。「うちの犬はスイートで穏やかで絶対にこんなこと、ありえないと思ってた、ショックだわ。。」と飼い主の女性も言っています。

攻撃用にブリードされた犬種は存在するんです。その本性がいつ出るのか分かりません。その犬が子供や他の犬を大怪我させたり、死なせてしまった後で、後悔しても遅いのです。素人がちょっと愛情をかけたり、訓練したぐらいじゃ本性は変わりません。実際、彼女の犬も、彼女がうちに入ってきた瞬間、攻撃を止めました。飼い主の前では良い子なんです。

私は人生であんなにガタガタ震えたことはありません。自分が、無力感じたことはなかったです。子どもたちがこんなに憎しみと悲しみを感じたことはありません。

傷ついて、テーブルのしたに隠れて外傷性ショックで死んでしまうのではないかと思うぐらい震えていたモカ。

昨日、モカがいなければあの攻撃してきた犬は子どもを襲っていたと思います。モカが身代わりになってくれたのです。

守ってあげられなくてごめんなさい。命がけで守ってくれてありがとう。

せめて私に出来るのは、怪我の手当てをするのと、少しでも多くの方にこの長いメッセージを届けることだと思います。長い文章読んでくださってありがとうございました。

追加ですが、こういう事件が起きたら、アメリカの場合はお住まいの地域のアニマルコントロール(日本の保健所のような感じだと思います)に直後すぐに連絡しましょう。(私も知らなかったのですが、友達に教えてもらいました)

人やペットを襲った犬は登録しておかないといけないようです。
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