最初は面倒だと思ったけど、来てみてよかった!

冷たいようだけど、娘の高校の卒業式に出るのちょっと最初は面倒だったの〜。カナダの真ん中にある高校にアイスホッケー留学してる娘。

飛行機乗り継いで10時間ぐらいかかるの〜!

ちいさーな町で別に観光地でもないし〜。知らない人ばかりだし〜。

と。でも娘がどうしても来て!っていうから、しょうがないな〜と出席を決めた私。家族で飛行機で来たら4000ドル以上かかるのもネックだったけど、まあ良いか!そのぐらいナースになってから稼げるわ!っと航空券予約したの。

でも、今日卒業式に出席してほんとに来て良かった!って感激しました。

なーんにも周りに無い大きな北海道みたいな牧場地帯の真ん中にある小さな町。

その町に足を踏み入れた瞬間、なにか日常を忘れて魔法の世界に入ったような感じが

まずはどうしてもたまにはお米が食べたい娘のオアシスになっていた中華料理のお店へ。中国から移民してきた夫婦が営む小さなお店。2年間お世話になったお礼も言えて良かったぁ。息子さんとうちの息子1、早速アニメの話を交わしてた。

そこで大量に娘おすすめチャーハンを食べてから、町を歩いた。ポケモンストップがなんと1個しか無い町。静かで落ち着いた町。

こんなところに住んでたら飽きるだろうねーとか思ったけど、もしここが故郷だったら、高校卒業してすぐに都会に出てしまったあともいつまでも心の中に残る、いつかは帰りたいって思う町になるんだと思う。

町を挙げての大イベントの卒業式。

なんと娘たちが毎日ホッケー練習をしたリンクが会場なの!

もう氷を溶かして水を排水してしまったあとなの。

入り口には地元の人たちが心を込めて用意してくれたデコレーション。なんかもうこれを見ただけで2年間娘たちを温かく受け入れてサポートしてくれた地元のみなさんの優しさが伝わってきてなんかジーンと来ちゃった。

卒業式はなんと4時半から9時まで奨学金授与や卒業証書授与、スピーチ、ディナー、そしてスライドショー、などなどとまるで結婚式みたいに大掛かり。

最後の締めは「アイスホッケーで我が町に留学している〇〇さん作成のビデオをお送りします」と娘が卒業制作で作ったビデオを流してくれました。ジーンとしちゃった。

最後まで会場にいてわかったわ。この卒業式、ただの高校卒業式じゃないの。赤ちゃんのころからっていうか、親の、またはその前の前の世代からずっと一緒に同じ町で農業を営んで助け合って暮らしてきてきた地元の人々の子どもが一緒に幼稚園、そして小中高校と一緒に学んでそして高校を無事卒業して外の世界に飛び出して行く、一種の壮行会みたいなものなのよね〜。

スケートリンクなのでペナルティボックスが後ろにw

地元大学の農学部に進む子たちもいるけど、遠くの大学に行っちゃう子もいる。

その門出を祝う大切な大切な行事なのよね。

これから、いろいろと大変な壁につきあたることもあると思う。でも、こんなに温かいコミュニティで育ったんだもの。強いサポートグループが地元に控えてるわ!って思った。みんな頑張って!

誰も知らない人たちばかりだし〜って来る前は思ってたけど、娘の仲間やホッケーのコーチたちや、お世話になった地元の子のお母さんやおばあちゃんたちにもご挨拶できて良かったぁ。ほんとどうやって恩返しをしたら良いかわからないぐらいお世話になったけど、これからいろんな人たちにこうやって親切にしようって思った。

パイロットマウンドのみなさま、ほんとにお世話になりました!

最初は面倒だと思ったけど、来てみてよかった!」への2件のフィードバック

  1. どくとるくま

    こんにちは。素敵ですね。
    アイスホッケー観戦は大好きですが、ハードなスポーツなので、娘さんがするのは色々と心配だろうなあと思います。しかも家を離れて留学なんて。それを許してあげたの、本当に凄いです。私も見習わねば。

  2. りょうこ 投稿作成者

    どくとるくまさ〜ん

    こんにちは!ありがとうございます。ほんと素敵な卒業式でした。手作り風であったかくて。
    こんな町に育ったら幸せだろうなあって滞在中ずっと感じてました。
    あまり深く考えない傾向が親子なので、直感で留学させました(笑)娘のコーチの娘さんも同じチームで留学するということだったので安心したっていう面もあります。
    子どもが大きくなってくると、反対もできないな〜という感じも最近してきてます。できるだけファイナンシャル面でサポートすることぐらいしかできないんでしょうね、親は。特に子どもが大きくなると。

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