ポートランドマラソン体験記2(持ち物編)

さて、ハーフマラソンランナーのゴールを横目に心折れそうになりながら、でも私にはポケモンがいる!とまばらになった周りのランナーたちと走り続けます。

ほんと周りには遅そうな人たち(失礼。)が数人いるだけ。

前回までのあのワイワイした感じが無い〜。

でもポケモンゴー、50キロタスク完成の夢があるじゃないか!(週50キロ歩いたらたくさんアイテムがゲットできるんです)

とヨタヨタと走り続けます。

と携帯をふと見たら、すでに残りのバッテリーが15%!ぎゃー。

でもこんなときのためにポータブルバッテリーとケーブルをアマゾンで買ってあるもんねー。と得意そうに、走りながら携帯につなげようとしたら。。。

あれ、あれ、あれ〜!

間違えたケーブル持ってきちゃった!

バック・トゥ・ザ・フューチャーで博士がコンセントをデロリアンにつなげられなかった瞬間みたいなショック!

(古いけどw)

くそーこのくそ重いバッテリーなんのために持ってきたんだー!!!

と自分に腹がたったわ。

ということでそろそろエネルギー補給することに。

宇和島屋の北海道フェアで買ったみそせんべいをいただくことに。

あぁ、ほのかな甘みとほのかなお味噌の味。

そうなの。激あまのエネルギージェルちゅるちゅる飲むの嫌だったのよねー。

バリバリ食べながらよたよた走ります。

途中車道(通行止めしてるけど)にカラスやねずみの轢かれたのがあってぎゃー。

そういうのを掃除しないのがワイルドなアメリカンなマラソン。

そしてすごい排気ガスで車の騒音のすごいところに若いボランティアが座ってる。

申し訳ない気持ちでいっぱいに。

こんなところにボランティア配置しないほうがいいんじゃない?っていうかなんでこんなところコースの一部に?って思った。

そのあと、今まで見たことの無いエリアへ突入。景色が突然きれいに。

美しい景色が橋の上からのぞめます。快晴だけど暑くない絶好のマラソン日和。

写真取りたいって思ったけど、もう私の携帯はチーン。

あぁ!残念!携帯をエネルギーセーブモードにしなかったことも悔やまれるわ。

少しでも荷物を軽くしようと日焼け止めをぬりたくります。

白くなるタイプの日焼け止めなので、「このおばさん、芸者ガールのコスプレ?」って思われたかしらね。

ポケモンゴーもできないし、写真も撮れないし、脚は疲れてきたし(ちゃんとトレーニングしてこなかったせいだけど)ああ、もう辞めたい。

1マイルごとに距離表示があるけどまだ12マイルぐらいで半分も走ってない。

周りにも仲間ノロノロランナーもいないし。

うう。。。

ネガティブモード全開。

でも救われた。

沿道の応援。

うちのオットはマラソン応援しない主義(うう。。)なので一切応援もお迎えも来ない。家族も誰も知ってる人も応援も無い中、全然見ず知らずの沿道の人たちが応援してくれる。

なんども脚が止まって歩くどころか座り込みそうになったけど、明るい温かい応援のおかげで何度救われたことか。

そうだ。これだ。

ボストンからポートランドに引っ越してきた頃、この街になぜか馴染めないって思っていた頃、ポートランドマラソンを走ってこの声援を受けて初めて

ここが私の居場所だって感じたのが初めてのマラソン、ポートランドマラソンだったんだって思い出した。

当時はゼッケンに名前をつけてくれたから、見ず知らずの人たちが「りょうこ!頑張れ!」って応援してくれたんだ。

ほんと沿道の応援、ボランティアさんたちの応援のおかげで頑張れた。

次は完結編へ。ひとりじゃないなって思ったことが。

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