昔はアメリカのESLの子どもたちは知的障がいのある子どもたちと一緒にESL英語の授業を受けていたそうです。。
元教員の60代後半のテニスのクラスメートから聞いた話です。
「知的障がいのある子どもたちは英語しゃべれるんだけど、読み書きが遅れてたからねえ」とのこと。
で、ESLの子どもたちとニーズが同じ、読み書きレベルが同じというふうに見なされて同じESL教室で勉強したそうです。
英語ができない移民の子どもたちは一種の障がいがあることと同じというふうに考えられていた時代です。
実際私と同年齢の友だちも、日本からアメリカに中学生で引っ越してきたときにはみんなに知的障がいがあると思われて悔しかったと言ってました。(だからその悔しさをバネにがむしゃらに勉強してMITを卒業してます。すご〜!)
それが変わってきたと思うんです。
3年ぐらい前に息子2のESL教室で、退職する先生が生徒たちに贈った言葉が印象的でした。
「みなさんは英語がまだうまく使えません。でも、ハンデがあるんじゃないんです。恥ずかしく思う必要なんかありません。だって、みなさんは他の国の言葉がしゃべれるんですから。そのことを誇りに思ってください。」
アメリカも少しずつですが、変わってきてるなと思いました。
そしてやっぱり英語ももっと日本語と同じぐらいに扱えたらいいのに!と思ってる私にもじ〜んと来た言葉でした。
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初めまして、時々お邪魔させていただいています。
私もお母様が早くインクルージョン(一般)のクラスに入れたいと言うご希望を持っていたお母さんの願いで、小さなESLのお子さんを教えた経験が有ります。このこのお子さん3ヶ月後インクルージョンに移動になり大喜び。
でも、子供達はそんな思いをしているのかなぁって考えさせられました。
ただこの町の学校は、ESLのクラスがあり、上記に書かれていらっしゃった様な状況にはいませんでしたが、アメリカ生まれであってもお祖母さんが移民である事で、バイリンガルクラス、ESLを取らなくてはならなかったと言う学校自体の対応の間違いは多々おきています。
これからもブログ楽しみにしています:)
mi miさん、初コメありがとうございます!
もしかして学校の対応の間違いというよりは、学校としては「英語を母国語としない移民の子どもにも英語を学ぶチャンスを与える」というルールに従うという姿勢なのかもですね。確か、書面で「うちの子どもはESLにいれません。」って書いて学校に提出すると、英語力が一定のレベルに達していなくてもESLを辞めることはできるはずです。でも、無理して辞めさせる事もないですよね。もったいない〜。
うちの学校も家で英語を母国語をしない子どもはESLで勉強する「機会、またはオプション」があります。
で、その「機会、またはオプション」は親の決断で「断る」ことも可能なんです。
でもどちらにせよ、親が英語のネイティブスピーカーじゃない場合、入学するときに英語テスト受けないとダメですけどね。でも、英語テストで英語力がネイティブの子ども以下と見なされても、親の判断でESLに入れないというオプションもあります。
ESLに行っていると、ESLの時間になると普通のクラスで楽しい勉強をしていてもESLのクラスに移動しないといけないので嫌だとうちの息子は言ってました。
いずれにせよ、ESLの体制がしっかりしてるとこ、さすが移民の多いアメリカだなと思います。
これからも宜しくお願いします!